5, いわき市と常磐湯本、
いわき湯本温泉は、かっての「常磐市」(じょうばんし)、現在の「いわき市」の一部である。 常磐の名称については、常陸(ひたち)と磐城(いわき)の頭文字を合わせたものであり、常磐線、常磐自動車道などこの経緯に由来して茨城県と福島県浜通りの県境周辺(北茨城市・いわき市南部)を、「常磐地区」、「常磐地方」と呼ばれる事もある。
更に、「いわき市」成立までは常磐市が存在し、かつてはこの地域の正式な地名でもあり、そしてこの市の中心が湯本温泉地区であった。 前記したが、湯本町内・旧炭鉱敷地内には「石炭・化石館」 というのがあり、ここにいわき地方で掘り出された三葉虫などの古生代からの多様な化石が陳列されている。 特に中生代の「フタバスズキリュウ」という、海に住んでいた首長竜の化石がこの町から出土し、原形を復元された姿での化石が展示されている。
又、常磐炭田は江戸中期から採掘が行われていて、埋蔵量が豊富で明治期の産業を支えた。 採算面から昭和60年に閉山したが、今なお豊富な石炭が埋蔵されているようでもある。
「いわき湯本」は温泉は出るし、石炭は出るし、恐竜まで出るしで、昔から地下の恵みに支えられているこの地方、これも佐波古神・温泉神社のお陰であり、そんな土地柄なのである。