● 全国各地の盆踊りは仏教の念仏踊りから由来
はじめに先ず、盆踊りの由来や起源についてですが、今ではすっかり夏のイベントの1つとなっていますが、昔はただの踊りではなく神聖な仏教行事といえます。 盆踊りの由来は、仏教の「念仏踊り」だとされていまし、この念仏踊りとは、自分自身で念仏を唱えながら踊るもので、後に踊る人と念仏を唱える人が分かれた「踊り念仏」として発展したとされます。 今では民俗芸能とお盆と結びつき、現代の盆踊りになります。
お盆の時期になると、8月13日(旧暦では異なる)先祖の霊を迎い入れ、8月15日に先祖の霊と対話しながら踊って、16日にはご先祖様の霊を送り出すという流れです。 時期的には室町時代から始まったものであり、およそ500年の歴史を持つ厳かな行事の1つといえます。 元祖は、やはり鎌倉時代の一遍上人が全国に広めたとされて、これらはじゃんがら念仏踊りと共通するところがあります。
盆踊りの特徴として、基本的には誰でも気軽に参加できるというイベントです。
地域によってもことなりますが、踊り手が決められている場合もありますが、ほとんどの場合、大衆参加がOKとなっています。 そのため「初めは踊る気がなかったけど、見ていたら踊りたくなった」と途中参加する人も多いです。 これは、阿波おどりの文句に「踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」ということになりますね。
● 夏の盆踊りは人々の解放の場、
このように、今では盆踊りはご先祖様のおもてなしをするという意味合いのほ次第に薄れてきて、地域の人々との交流という要素が強うくなってきました。 これは家を出て独立している人が久しぶりにお盆の時期に帰省し、盆踊りを通じて旧友と再会したり、近所の人々と楽しく会話して踊ったりすることで仲を深められるからです。
また、時代が遡っても男女の出会いの場としての機能も果たすようにもなっていたとされています。 昔は、多くの男女が一緒に集まるイベントはほとんどありませんでしたし、当時の人々からしてみれば、心までも踊るような気持ちだったはずですし、若い男女の出会いの場、今で言う婚活の場でもあったようです。 つまり、お祭りを利用した集団合コンの場というところでしょうか。
このことは江戸期の初め頃から顕著に現れてきたとされ、特に江戸では夏の暑い時期になると連日踊り明かしながら、次第に盆踊りは性の解放のエネルギーと結びついていったともされています。 日本では性は神聖なものとされ、神社の祭礼を始めとし、世俗的の宗教行事の中心に非日常的な聖なる性があるべきと考えられるようになります。 盆踊りは性の開放エネルギーを原動力に性的色彩をも帯びるようになたようです。
又、盆踊りは未婚の男女の出会いの場にとどまらず、既婚者らの一時的な肉体関係をもつきっかけの場をも提供していたともいわれ、祭りや踊りの合間や終わった後では、ざこ寝という男女が一堂に泊まり込んで乱交を行う風習も起こり、盆踊りとも結びつきが広まって「ざこ寝堂」というのが殆どの全国の農村には存在したといわれてます。 これは昭和時代に至っても続いていたとされ、いる意味では現代にも続いているのかもしれません。
盆踊りは、更に面白いのは昔は地方独特の音頭や民謡などに合わせて踊っていましたが、今では一本調子の同じ調子で、歌の文句を変えながら踊るという形態がほとんどになりました。 因みに、我がいわき地方でも「いわき盆唄」の一本調子に合わせて皆さん踊っています。 そして時にはウイットに富んだ歌やチョットエッチポイ歌も飛び出したりもします。 踊りては、笛や太鼓の間奏の合間に「ちょい姐ちゃん今晩わ」、「今晩どころか毎晩よ」、さらに「毎晩どころか日に3度」などと、想像を膨らますようなお囃子歌も出てきます。
次回は、いわき湯本の「盆踊り」
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