● いわき地方、いわき湯本の「盆踊り」
この「いわき盆踊り」、わが湯本温泉では、以前は湯本の駅前と観音山通りで行なわれていたが、今では駅前では盆踊りは廃止されて夏のイベントとしては、温泉街を会場に「子種神社祭典」や「やっぺおどり」が催されています。
「やっぺおどり」は、「やっぺ、やっぺ、やっぺな~」と、青森のねぶたの掛け声に似てますが、この「やっぺ」とは、いわきの方言で「やろう」とか「やりましょう」という意味を表わし、何かの行動のスタートを意味していいます。「やっぺおどり大会」は8月の初旬に行われ、駅前通りを中心に湯本温泉街一円を踊り流します。
又、天王崎の観音山の盆踊りは昔から今でも盛んで、やはり8月のお盆の時期に観音山通りの「さはこの湯」周辺の温泉街通りにて「仮装盆踊り大会」として催されます。 観音山は、昔から山そのものが観音様として信仰されていますし、観音山の盆踊りは歴史的にも磐城平藩主 内藤公が寄進した山上の観音堂前で、観音様のお祭りとして人々が集い踊っていたのが起源となるそうです。 かつては老若男女が集い、夜を明かすほど踊り興じていましたし、盆踊りの後は、いわきの伝統芸能、「じゃんがら念仏踊り」を催され、その後、送り火である花火を打上げ お盆で此の世に戻ってきていた精霊達を再び極楽浄土へとお送りするのでした。
一方、隣町の内郷地区では、駅前で「日本一の回転やぐら」の下で、いわき盆踊りが挙行されます。 電光で光り輝きながらゆっくりと回る「いわき回転やぐら」は、全国のやぐらを調査した結果、「日本一大きな回転やぐら」であることが判明し、無数の灯りや提灯が回転する光の輝きは唯一無二の夜の情景を宴出、演出しています。
内郷地区は「常磐炭田発祥の地」でもあり、かつて炭鉱の町として栄えたちいきでもありました。 盆踊りのその起源としては、通常のお盆の祭事とともに当時の炭鉱事故で亡くなった人々の慰霊を目的に開催されたことが始まりとされています。
盆踊り会場の常磐線の内郷駅前広場は「正調・いわき盆唄」の歌と踊り、そしてお囃子とともに心地良い音色に包み込まれ、ゆっくりと回転するやぐらを中心に老若男女による幾重もの踊りの輪が広がっていきます。 闇に悠然とそびえるやぐらの迫力はさることながら、無数の灯りや提灯が回転する光の輝きは唯一無二の夜の情景を創出しながら、会場周辺の道沿いには数多くの屋台が並び、多くの人で賑わう姿も日本の夜の風景と魅力を伝える優美な光景でもあります。
いわき盆踊りの基本形式は、四角いやぐらの上で鳴り物が大太鼓、小太鼓、笛に鉦、それに正調いわき盆歌の歌が絡みます。 お囃子で歌は比較的短いが、横笛を中心とした鳴り物は中々の迫力で、この調子に乗って踊り手が輪になって踊ります。 踊りの振り付けは短調で特に特徴的なものではなく、中にはダレて踊っている姿は、チョットいただけない気持ちになる時もありますが、これは筆者の感想かもしれません。
「正調・いわき盆唄」
チョイコラコラ チョイナンダ
ヤー いわき平で ヤーレ (ハヨーイヨーイ)
見せたいものは (チョイナンダ― チョイチョイチョイ)
ヤー 桜つつじとヤーレ (アヨーイヨーイ)
ヤレサアー 盆踊り (チョウサーア、チョイコレカラ、チョイマダマダ)
来るな来るなの
勿来を超えて
会いに来たぞえ
平まで
平五万石
尼子の橋で
待てば出てくる
お月様
● いわき市の「いわきおどり」の誕生、
また、いわき市では「いわき盆踊り」の他に、「いわきおどり」というのが別にあります。 何でも、市民のだれもが気軽に参加して、楽しく踊れる新しい「いわき民謡民舞」として、昭和56年10月に市制施行15周年を記念して制定されたそうです。 実は筆者自身はこの時期は既に都会へ出ていたので、出来たのも知らなかったし、勿論、踊りを見たり実際に踊ったりはしてはいません。
リズムや歌は、「じゃんがら念仏踊り」が基礎になっているとされていて、地元民になじみが深いことや、観光面でも有名になって定着していることが挙げられ、類似点として激しい太鼓や鉦(かね)のリズムが若者の共感を呼ぶことなどが挙げられましとされているようです。
「いわきおどり」の歌詞の代表的なものには以下の通りで、いわきの良いところがたくさん詰まっている内容です!
「いわき七浜 太平洋を 抱いて 広さは日本一」
「北は仙台 南は東京 関の勿来に舞う 桜」
「湯本ちょいと出りゃパノラマライン 月の丸山(湯の岳) 湯の煙り」
「泣くも笑うも幾年月の 愛の灯台 塩屋埼(ひばりの歌)」
踊りは、概ねは常磐線のいわき駅の駅前通にて、旧暦の七夕祭りの8月7日に行なわれるようで、おどりの形は、ほぼ直線的なおどりながらの行進になり、地域の同好会やグループサークルなどが一つのチームを形成して踊る形式です。
踊り方は単調な4拍子が基本になって、足の交互の動きや其れに併せて腕を動かしながら、45度の角度を繰り返しながら前方へどんどん前進するスタイルで、4呼間4拍子の中で振り付けられています。
次頁は、「いわきじゃんがら念仏踊り」
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