2021年10月3日日曜日

いわき湯本の銘菓・「自安我楽」

 






 



みよしの銘菓、「じゃんがら」 (自安我楽)



● じゃんがらに似た、いわき湯本の銘菓・「自安我楽」

神奈川県厚木市に住む小生は、田舎であり実家は福島の「いわき湯本」です。 従って、湯本には両親やご先祖様が眠る菩提寺参拝の為に、年に1から2度は田舎へ訪れます。 此の時に自宅や会社、付近の方々にお配りするのが「自安我楽」という、いわき地方の名物の甘いお菓子なのです。


ところで、御存知のよういわき湯本は昔は炭鉱と温泉の街であり、今は温泉と常夏のレジャーとリゾートの地になっています。 昭和の中期頃までは常磐炭鉱といって国内でも四大炭鉱の一つでもあり、京浜地方に近いことも有って往時は非常に景気が良かったものでした。 それ以前に此の石炭と同地から湧き出していたのが温泉であり、湯本は文字通り古い温泉の街であったのです。

当時は石炭と同時に温泉が湧くというので、実は温泉は非常に毛嫌いされていたのです。 しかし、石炭事業が斜陽に向かうと再び温泉の利用が脚光をあび、其処で考えついたのが南国リゾートの温泉利用のリゾートであり、映画にもなった「フラガール」でありました。 現在は全国的にも有名になった「スパリゾート・ハワイアン」として人気を博しているのです。

此のスパリゾート・ハワイアンの直ぐ近くであり、車でも10分と掛からずの所が小生の実家であり菩提寺の龍勝寺というお寺だったのです。 実は此のお寺の高台には江戸期の藩である湯長谷藩が有ったところでもあり、近年映画にもなった「超高速!参勤交代」の舞台にもなったところで、主人公の内藤政醇(ないとう まさあつ)は人気俳優の佐々木蔵之介氏が演じています。  

内藤家といえば徳川家直参の家柄であり、いわき地方の平藩(6万石)の藩主でも有ったのです。 江戸期の当時のいわき地方は不作・不況に見まわれ、豊作を祈って盆踊りや「じゃんがら踊り」を推奨したのが内藤藩主であり、今でもいわき地方は夏になると盆踊りや新盆先で祈りのために披露されるのがじゃんがら踊りだったのです。

じゃんがらは自安我楽とも書かれ、「自ら安じ我を楽しむ」と意味があります。 信仰心の薄いいわき地方の人々に念仏を唄い踊らせて人々の心を「自安我楽(自ら安じ我を楽しむ)」の境地に導いたといわれています。 此の自安我楽をいわき地方の名物のお菓子にしたのが「みよし」(製菓会社)の「じゃんがら:自安我楽」でもあったのです。


次頁は、 「◆18 陸前浜街道と其の界隈」 


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