● いわき市湯本駅の近くにある石炭採掘史跡と化石の展示してある「石炭化石館・ほるる」
いわき市湯本には「石炭・化石館」という博物展示館があります。 当館は昭和59年(1984年)に開館したもので、いわき市、特に本施設が立地するいわき湯本(旧常磐市)は、かつて常磐炭鉱の企業城下町として発展し、現在でも炭鉱の坑道跡を利用した温泉湧出施設が有名である。
また、いわき市内では多くの古生代から中生代の化石が発掘されることで有名であることから石炭・化石館として建設されたもので、近年になって更にリニューアルオープンしたが、この時に同時に全国公募により愛称を「ほるる」とし、ロゴマークも新しくした。
場所的には湯本駅の北側の路線に沿ってあり、歩いても行けて徒歩にて10分か15分ほどになります。 温泉街をぶらぶら歩いて行くのもよいが、急ぎの場合は駅裏から直ぐのところになります。 いわき市そのものは今では化石の町ともいわれているようで、市内で発掘された化石のほかにも、世界の各地で採掘された化石も展示されています。
特に、入口付近には大昔のオオナマケモノ(エレモテリウム)が展示してあり一層迫力を感じます。 また、いわき市は「石炭の町」でもあり、地下650mという想定の坑道には、「ご苦労様です」と話しかけたくなるような人形展示が数多くあります。
展示室内の化石展示室にはいわき市内の化石と世界各地の化石が展示され、地球の歴史を学べるようになっているし、特に、いわき市内で発見された「フタバスズキリュウ」の全身復元骨格・産状標本と、「イワキクジラ」など陸海空の古生物化石を網羅し、特に海棲爬虫類の標本が充実している。
日曜版の人気テレビ番組の「ザ!鉄腕!DASH」の企画でTOKIOのメンバーが2002年に市内大久町で発掘した首長竜化石は当館に寄贈され展示されていたが、現在はいわき市海竜の里センターに展示されている。
ところで、いわき市の常磐炭鉱の石炭は、新生代(6000万年以降)の3500万年前のメタセコイアという植物の化石だそうで、それらの石炭展示室には世界各地や日本各地の石炭採掘のサンプルを展示し解説している。
また、常磐炭鉱の歴史や採掘するときの道具の展示などや、戦前の昭和10年頃の炭鉱町の生活をも復元したコーナー、其れに何といっても炭鉱の坑道など抗口のエレベーターや模擬坑道などが再現されており、当時の雰囲気を体感できる。
この場所は2006年の映画『フラガール』の常磐炭田のシーンに使われました。
ところで、石炭化石館で巨大なモニュメントである「フタバスズキリュウ」の化石は、昭和中期(43年)に福島県いわき市大久町入間沢の大久川河岸で露出していたところを発見されたもので、発見者は当時高校生だった鈴木直君によって発見されたとされている。
この頃の日本列島では、首長竜や恐竜など中生代の大型爬虫類の化石が発見されることはないという考え方が一般的だった。 ところが、フタバスズキリュウの発見により、こうした今までの定説が覆され、日本各地の専門家やアマチュアの研究者による化石発掘が各地で盛んになったといわれえている。
「フタバスズキリュウ」の化石は、全長約7mに復元されているが、首の部分の化石が発見されていないために飽くまでも推定値であるが、逆に、首以外の殆んど全身70%が化石として残っているのは稀有な標本ともされている。
命名に関しては、漢字では「双葉鈴木竜」という名になるが、発見者の苗字「鈴木」と、其れに発見された地層の「双葉」層群から名付けられているとされる。
発見当時は、新種かどうかの判断がつかず、発見後から実に40年近く経った2006年(平成18年)に国立科学博物館の佐藤たまき特別研究員(当時)と真鍋真主任研究員、群馬県立自然史博物館の長谷川善和館長(当時)ら3人の研究チームによってようやく新属で新種である首長竜と判明した。 「Futabasaurus suzukii (フタバサウルス・スズキイ)」という学名で正式に記載されたという。
この辺りのいきさつに関しては、NHKテレビでもドキュメンタリータッチで放送もされている。
「石炭・化石館」はいわき市内で発掘された古生代から新生代にかけての化石をはじめ、世界的にも大変貴重な化石が展示されております、また、本州でも最大規模(九州、北海道を除く)の炭田地帯として栄えた「常磐炭田」の資料や、採炭・坑内の風景をリアルに再現した「模擬坑道」などもあります。
施設名:「石炭・化石館」
所在地:いわき市常磐湯本町向田3-1
郵便番号:972-8321
電話番号:0246-42-3155
ファクス番号:0246-42-3157
H・P: https://www.sekitankasekikan.or.jp/
駐車台数:普通車66台、大型車20台
営業時間は9時から17時まで。
休館日は毎月第三火曜日と1月1日。
入館料は一般660円。
館内は化石展示室と石炭展示室に大きく分けられている。
次回は、故郷の神社、「金毘羅宮」のこと、


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