2021年6月21日月曜日

「藤原徳一大師と湯の岳」

 

●  「藤原徳一大師と湯の岳」



  

「三函の三学」とは戒・定・慧(かい・じょう・え)のことで、仏教の実践の三大綱要で戒学・定学・慧学の仏道修行の根本を三学をいう。 つまり善を修め悪を防ぐ戒律と、精神を統一する禅定と、真理を悟る智慧をいう。

湯の岳の中腹には、その言い伝えの通りの観音堂があり、この観音堂こそが徳一の根本道場の一つだったことを物語っているし、この山全体が徳一観音信仰の霊場だったようにでもあるのです。 

 

現在は、湯ノ岳平和観音として、現世の救い求めての祈りの観音様であるが、其の観音様の直ぐ横には規模の小さな仏様の坐像が祭られています。 この観音様が往時の藤原徳一の修行の場所であったかどうかは定かではありませんが、何と、以前は「藤原慈母観音」とも呼ばれていたともされていますし、観音像の直ぐ横の仏様は如何にも徳一が修行を積んでいる姿にも見えなくもないのです。

 

気が付けば、この辺りの行政上の町名は「常磐藤原町」といって、藤原というのは各部所の名前にもなっています。 そこで、無理に藤原徳一の流れを組むとは申しませんが、通称の「藤」の付く概ねの名前や地名というのは藤原氏の流れを組んでいるともいわれているようです。

 

其の湯ノ岳には湯の岳ロードというのが有って実は頂上にまで達していますが、入り口は常磐道のいわき湯本ICの入り口手前で車でも直ぐゆけるところです。 其の中腹に子供も遊べる丸山公園というのがありますが、其のすぐ上に観音堂があります。 高さが約12mあり、麓からも白い観音様がよく見えます。

 

此方の湯の岳の宇治山・長谷寺、(観音堂)は、徳一大師開祖の会津の磐梯山・恵日寺、筑波山の中禅寺などと同じように、徳一開創の観音寺とする伝えは、きわめて真実味があり由緒あるものといえそうです。

 

次回は、  「湯ノ岳と奈良・大和の三輪山、」

 

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