● 元宮、奈良・三輪大社の風景、
明治以降も江戸期のこの伝統に基づき、「入山者の心得」なるものが定められていた。 さすがに現在においてはこの規則を遵守すれば誰でも入山出来るようになったが、登山を希望する場合は、社務所にて許可を得、入山届けをして「300円」という入山料を納めなければならないという。
そして参拝証である白いタスキを受け取り御祓いを済ませ、道中では、このタスキを外すことは禁止されているという。
通例、2時間ほどで上、下山出来るが、今でも3時間以内に下山しなければならないという規則が定められている。 また山中にては、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止されているという。
この神域には今でも数多くの巨石遺構、祭祀遺跡も散在するが、これらの遺跡、史跡群に対しても原則として許可なしに撮影も出来ない。 さらに山内の一木一草一石に至るまで神宿るものとして持ち出しは禁止されているし、それに斧や刃物の類のものは持入れすることは許されていない。 一般には入山せずに参拝することが多く、拝殿、遥拝所から三輪山を仰ぎ拝むといった手法をとっている。
又、正月の初詣ともなると、至近のJR桜井線の三輪駅は駅構内まで行列が続いていて、駅に降りたら其処が参拝の行列の最後であったともいう。 ひどい時なんかは電車の中まで参拝客の行列が続いていて、電車は参拝客が全部降りきってしまうまで、1時間も駅で止まっていたこともあったという。
三輪山、即ち大神神社は、さすがに我が湯の岳、温泉神社の本社聖域であることから、尊厳と格式か今でも存在することは、ただ、感服するのみである。 三輪地方は、御存じ「三輪そうめん」の発祥地、故郷でもあった。
いわき湯本の「温泉神社」や「湯の岳」には、このような深い歴史が潜んでいたことに改めて驚きであったが、更に深い因縁が含まれていたのである。 しかし、現在の湯の岳は残念というか、痕跡こそ残って入るが御神体としての山という様子は殆んど見当たらず、湯の岳ロードという一本の道が頂上付近達している観光としての山になっているのです。
ところで、三輪地方といえばコマーシャルなどでも御馴染みの「三輪そうめん」の名産地、特産地としても有名なところですね。 古歌にも、「やまとの国はまほろば(素晴らしい場所)」と詠まれているとおりですし、大和の国は、現在の奈良県桜井市あたります。
古代より人々を見守ってきた神山・三輪山をご神体として、お祀りしている日本最古の神社・大神神社を中心に発展してきた場所でもありますが、6世紀に入り仏教の伝来(538年)とともにやってきたのがソーメン、素麺とされ、この辺りの清らかな水と気候にもマッチした三輪の名産品となったといわれています。
次回は 「石城地方」


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